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投資本で勉強したのに結果が出ません
このような悩みをお持ちの方に応えていきます
この記事ではFX歴17年の熟練トレーダーである私が、どのように為替相場と向き合ながらトレードしているのかを紹介しています。毎週日曜日にアップしていますので、ご自身のトレードの改善点を探すきっかけになれば幸いです。
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先週の振り返り<ファンダメンタル観点>
それでは、先週儲かった方も損をしてしまった方も、週末に振り返りをしてトレードスキルを着実に向上させましょう。
まずは、日本経済新聞、ブルームバーグのロンドン市場記事からポンド関連ニュースをおさらいしていきます。
5/5_英中銀金融政策発表「金融引き締め継続観測が後退」
英中銀は5日、政策金利を0.25%引き上げ、年1%にすることを決めたと発表した。経済見通しでは成長率の鈍化やインフレ率の上振れ、失業率の上昇など英景気が減速するとの予測が示された。
同日公表した議事要旨によると、当面の金融政策について「追加的な金融引き締めが適当となるかもしれない」との方針は「適切ではない」との意見が一部の委員から出たことが明らかになった。英中銀が景気減速懸念を強めており、金融引き締めサイクルの停止が近づいているとの見方からポンド売りが急速に広がった。
2四半期連続のマイナス成長という定義上のリセッション(景気後退)を年内は回避できるとみているものの、家計のひっ迫が響き、10-12月(第4四半期)は1%近いマイナス成長に陥ると中銀は予想。2023年の国内総生産(GDP)は0.25%縮小すると見込んでいる。
先週は、英中銀の政策金利発表がありましたね。政策金利を1%に引き上げることは予想通りでしたが、公表された議事要旨において英経済のリセッション入りが予想されていることが明らかになると、ポンドは大きく売られる展開となりました。
先週、消費減退を示唆する英経済指標が発表されており、ポンド売り・ドル買いが進みやすくなっている状況でしたが、議事要旨がとどめを刺した印象です。
FXで利益を上げたいなら、投資先の経済や政治に関する情勢を理解することが重要。経済ニュース等から情報収集し、自分なりの解釈を記録していきましょう。ただし、情報は収集しすぎれば良いというものでもなく、長期間継続することが大事ですので、ご自身の負担にならない程度で構いません。
先週の相場予想とトレード戦略の評価
さて、ファンダメンタル観点で状況を押さえた後は、テクニカル観点で相場を捉えていきましょう。
まずは、先週の相場予想と結果を振り返りたいと思います。
先週は英中央銀行の政策金利発表が予定されていましたので、「159.9円〜170.2円」と広めの予想レンジを設定して臨みました。また、週中には162.2円をサポートラインと予想して買いで入りましたが、敢えなく撤退となっています。
1週間が終わり結果としては、週初のレンジ内には収まっているものの想定よりも弱気の展開となりました。これは前述のとおり英中銀が1%近いマイナス成長に陥ると予想したことによるポンド売りの影響と考えてよいと思います。
とはいえ、まだ予想レンジ下限の159.9円は割り込んでいませんので、下限の予想精度についてはまずまずの結果だったと言って良いでしょう。
なお、現在のポジションは「166.6円〜165.4円」と「163.8円〜159.9円」に買いポジションを構築している状況です。
トレードスキル向上のためには、トレード戦略を繰り返し評価・改善していくことが大切です。
私の実践方法をヒントにして、ご自身の戦略を評価・改善してみてくださいね。
トレードスキル向上のためには、トレード戦略を繰り返し評価・改善していくことが大切です。
私の実践方法をヒントにして、ご自身の戦略を評価・改善してみてくださいね。
今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築
では、今週のポンド円相場予想とトレード戦略を考えていきましょう。私の場合、中期相場予想には"P&F(ポイント&フィギュア)"を主軸にしています。
中長期相場予想「中立〜円安」
まず、P&F0.5チャートでは大きな変化はありません。長期相場予想の円安目標"168円"に到達後の横ばいの展開が続いているとの認識です。159.9円付近を割り込むまでは見方を変える必要はありませんが、万一割り込んだ場合は157.5円付近がサポートになりそうです。
そして、以下の画像が現在のP&F0.2の状況です。上が自作のP&F、下がTradingViewで自動作成したものです。
自作のP&F0.2チャートでは円高シグナルが出ていますがEE列の反発が浅いため、無視することにします。しかし、もしシグナル通りの展開になった場合には、158.8円付近まで円高が進みそうです。よって、もし159.9円を割り込んだ場合には158.8円までの円高を警戒することになりそうです。
短期相場予想「中立〜円高」
さて、自分なりに中期的な相場予想を立てたら、次は短期相場予想を行いましょう。
先週は横ばいの展開となりましたが、サポート候補に挙げた162.2円は割り込む展開になりました。まだ現時点では横ばいの展開が続くことをメインに考えたいですが、状況的には以前よりも円安の勢いは弱まっていると見た方が自然かと思います。もし159.9円を割り込むことになれば、短期的な円高を警戒したいです。
とはいえ、円とポンドの関係で言えば円を買い進むほどの理由も見当たりませんので、158.8円や157.5円あたりが円高の目処になるのではないかと個人的には思います。
今週のトレード戦略
新規トレードは休止。引き続き159円台のサポートに注目。
以上、今週のポンド円相場予想&トレード戦略構築でした。Noteでは上記の相場予想・戦略を基本としつつ、毎日の相場動向に合わせてトレード方針を紹介していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。
今週の相場予想とトレード戦略まとめ
というわけで、最後に今週の相場予想とトレード戦略をまとめると、以下の通りです。
【相場予想】
長期:中立
中期:円安
短期:中立〜円高
今週の予想レンジ:159.9円〜167.5円
上値抵抗レンジ:設定無し
買いレンジ:設定無し
保有ポジション:
買い「166.6〜165.4,159.9〜163.8」
・今週も横ばいの展開を想定(期待)
・新規トレードは見送り
・買いポジションは保持
・予想レンジを下抜けた場合、買いポジションは損切りして様子見。
158.8円、157.5円まで円高進行を警戒。
さいごに
私はFX戦略構築を平日に無料で公開しています。(noteではドル円・PostPrimeではポンド円)
儲かる保証は全くありませんが、FX初心者の方が大損して即退場となるのを防ぐことくらいであれば、お役に立てると思っています。
ですので、FX初心者の方はよろしければ毎日読んでいただけると嬉しいです。
以降は毎週同じことを書いていますが、本当に大事なことなのでブログでも書きます。
私はFX歴16年になった今でも必ず「トレードの振り返りと戦略構築」を行うようにしています。トレードしていれば毎回成功なんて言うことはありえません。成功もあれば失敗もあります。
そして、成功したときには自制が、失敗したときには改善が必要です。
そのためには、過去に自分がどういう考え方で取引したのかを振り返り、改善して次に活かしていく必要があるんです。
最近FXトレードを始めたばかりの方や成績が安定しない方は、騙されたと思って来週の戦略構築を立てて記録する習慣をつけてください。
記録はノートでも何でも構いません。
もし継続して実践することができれば成績は自ずとついてきます。
あなたが無理なく続けられる範囲で、少しずつアウトプットしてみませんか?
「具体的な記録の仕方がわからない」など質問や要望があれば遠慮なく、質問箱等で連絡ください。質問箱なら匿名で質問できますので、どうがお気軽に連絡いただければと思います。
注意:本記事の記載内容は私の個人的な相場認識やトレード戦略を公開しているものです。読者の皆さんに積極的な取引を推奨しているわけではありません。 投資実行判断は自己責任でお願いします。
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